なぜ牛は草ばかり食べているのに体がしっかりしているの?
早速ですが質問です。
Q.牛は草ばかりを食べていますが
なぜあんなに体がしっかりしているのでしょうか?
答え
答えは
『牛の胃の中に共生微生物の
腸内細菌がいる』為です。
※人間の場合はピロリ菌
え?つまりどういうこと?
かというと
牛の中に存在するこの腸内細菌は
生きているうちは
エネルギーになりやすい
脂肪酸 (短鎖脂肪酸)を作ります。
※この短鎖脂肪酸は
後程説明しますが重要です
この腸内細菌が死ぬと
アミノ酸になります。
↓
↓
↓
ですので牛は全然タンパク質を
摂っていないが共生微生物がアミノ酸
となる為、体がしっかりしているわけですね。
では食事を一切与えないとどうなるか
共生微生物は皆死んでしまいます。
流行りのMCTオイル以上のもの
食事を全く摂らないと
腸内細菌が死んでしまうのは
人間も同じです。
※よく黒い便は悪いものが出たと
言われていますが大半は腸内細菌
の死骸とされています。
そうすると
短鎖脂肪酸が作られません
そもそも脂肪酸は
・短鎖脂肪酸 → 最もエネルギーになりやすい脂肪酸
・中鎖脂肪酸 → MCTなど
・長鎖脂肪酸 → ほとんどの脂肪が長鎖脂肪酸
に分類されます。
ですので短鎖脂肪酸が上位互換と言えます。
短鎖脂肪酸は
体脂肪の蓄積を抑制
する役割もあります。
なので断食をすると太りやすい身体に
なるというわけです。
「短鎖脂肪酸が良いなら
中鎖脂肪酸のMCTオイルより
短鎖脂肪酸を摂ったほうがいいじゃん」
と思われた方はいらっしゃるかと
思います。
短鎖脂肪酸はものすごく酸が強く
胃を痛める可能性があり
食事やサプリとして摂ることは
難しいとされます。
なので中鎖脂肪酸のMCTオイルが進められている
というわけですね。
ダイエットの罠
過度な断食はしないようにしましょう。
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